無垢材などの自然素材は乾燥や湿気の影響で伸縮するため、床や腰壁に使用した際に隙間が生じることがあります。また、床鳴りやたわみを防ぐ目的で、あえて隙間を設ける場合もあります。しかし、その隙間を放置するとゴミが溜まって不衛生になったり、隙間風が入り込み快適性を損なう原因となります。そこで有効なのが「巾木」です。巾木を設置することで見た目も美しく仕上がり、暮らしやすさを保つことができます。
ソフト巾木とは、塩化ビニル(PVC)などの柔らかい素材で作られた巾木のことです。一般的な木製巾木と比べて加工がしやすく、壁や床との取り合いに柔軟にフィットするのが特徴です。取り付けが簡単で、住宅だけでなくオフィスや店舗など幅広い場所で使用されています。
また、耐久性や耐水性にも優れているため、汚れやすい場所や水回りにも適しており、メンテナンス性の高さから多く採用されています。デザインやカラーも豊富で、内装の雰囲気に合わせて選べる点も魅力です。